メタディスクリプション(Meta Description)
メタディスクリプションとは、ページのHTML内に記述する短い要約タグで、検索エンジンが検索結果のタイトル下に表示することがあります。直接の順位決定要因ではありませんが、明確で関連性の高い説明はクリック率の改善につながり、Googleは検索クエリにより合うよう内容を書き換えて表示することも多くあります。
メタディスクリプションは、ページのhead内にmetaタグとして設定します。表示される長さの目安はデスクトップでおおむね150から160文字程度で、モバイルではこれより短くなることが多く、それを超えると末尾が省略記号で切り詰められます。目的はキーワードを詰め込むことではなく、そのページが何を提供し、なぜ検索者の疑問に答えるのかを正直かつ具体的に伝える要約を書くことです。検索した内容そのものへの率直な答えとして読める説明は、同じ語を繰り返して水増しした説明よりも多くのクリックを集める傾向があります。検索クエリと一致した語句はスニペット内で太字になるため、検索者自身の言葉で説明を書くと、検索結果ページでその表示に視覚的な重みが加わります。
正直に言うと、表示される内容を完全に制御できるわけではありません。Googleは、特定のクエリにはその方が合致すると判断したとき、設定したタグをページ本文から抜き出したスニペットに書き換えたり差し替えたりすることが頻繁にあります。そのため、同じページでも検索内容によって異なる説明が表示されることがあります。タグは保証ではなく強い提案として扱い、そこから引用される可能性のあるページ本文のコピーも同じくらい明確にしておきましょう。タグが脇に置かれたとき、実際に表示されるのはその本文だからです。
メリノウールのインナーを販売するShopifyストアを考えてみます。デフォルトのテーマでは、すべてのコレクションに同じ汎用的な説明が出力されることが多く、メリノTシャツのページとメリノレギンスのページが同一のスニペットで検索結果上に並んでしまいます。Tシャツコレクションの説明を、たとえば5色展開の軽量メリノTシャツで送料無料、翌日発送に対応といった具体的な一文に書き換えれば、検索者が競合の表示ではなくその結果を選ぶ理由が生まれます。各コレクションと各商品には、それぞれ固有の説明を用意し、一度書いたうえで品揃えやオファーが変わったときに見直すのが望ましい運用です。
AI検索やAI回答エンジンに対しても、目立たないながら効果があります。ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewsといったツールは、クローラーがインデックスするのと同じ整理された要約を頼りにしており、的確な説明は、モデルがそのページを引用するか言い換えるかを判断する前に、ページの内容を理解する助けになります。説明文がそのまま引用されることはまれですが、タグと本文の冒頭の双方で中心となる主張を平易に述べておくと、ストアの内容を推測されるのではなく、正しく要約してもらいやすくなります。
メタディスクリプションは順位ではなくクリックを左右するため、検索結果でその表示がどう見えるかを決める要素として、タイトルタグと並ぶ位置にあります。ページごとに書き、サイト内で重複を避け、切り詰められても価値が残るよう重要な語を前方に置き、誤解を招きたい誘惑には抗いましょう。過度に期待をあおるスニペットは、クリックは得られても訪問者を到着後に失う傾向があるからです。